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最後の一話

かつて、アメリカとイギリスの合同制作でストーリーテラーというホームドラマがありました。
パペットを多用する独特の雰囲気のある演出で昔話や童話を語るスタイル。日本で言えばまんが日本昔ばなし的な作品でしょうか。イメージは全然違うけど。

その中の一話に「尽きたお話(A STORY SHORT)」というのがありました。今、Wikipediaで調べると今日のブログのタイトル「最後の一話」となっていたのですが、自分的には尽きた~の方がピンとくるかな。

語り手のおじいさんがかつて宮廷で夜毎王様におとぎ話を披露していた頃の話。ある日、彼のお話が尽きてしまったのです。いくら考えてもお話が思い浮かばない。このままでは首をはねられてしまう。どうしよう、どうしよう、どうしよう……。最終的にはその悶々とした1日自体が1つのお話になるという凝った構成でした。

世にも奇妙な物語でストーリーテラーのタモリも同じことを言う一幕がありましたね。

「みなさん、同じことを言う──もっと、聞かせて」
「けど、語る方の身にもなって下さい。そんなに面白い話がポンポン次々に思い浮かぶはずもない」

食戟のソーマでも似たエピソードがありました。主人公の父は学生時代から100年に1人の逸材ともてはやされた凄腕の料理人。けれど、新作を発表する度に聞かれるのは「次はどんな料理を?」という言葉ばかり。

アニメであれを作ってた時、監督もしんどかったのじゃないかな。新作アニメの制作発表会で「次回作は?」って聞かれるようなものだもの。「いや、今はこのアニメの話しようよ」って言いたくなるよなぁ。

どんなに会心の出来の一作を放ってもそれを楽しむ側が口にする言葉は異口同音。「で?」、「もっと」、「次は何が出てくるのかなワクワク」。語り手だって休みたい。と言いたくもなります。

今朝、ブログのネタが何も思い浮かばなくてそんな益体もないことを考えておりました。けど、なんだかんだでちゃんとブログは書けたじゃん。ほぼ、反則技だけど
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惰眠

学生の頃、麻雀好きの先輩がこんなことを言ってました。
「俺、低血圧だから朝、起きられへんねん」
いや、夕方の4時とか5時は朝のレベルじゃないし。低血圧関係ないし。と、総ツッコミでしたね。

あるいは同期の陸上部員はよく、寝たきり学生になっていました。ちょうど、「寝たきり老人」という言葉が人口に膾炙され始めた頃でやけに新鮮でした(をい)。

僕は普段、4時55分に起きることにしています。前は5時起床だったのですが。どうも、通勤に使う東海道線のダイヤと巧く噛み合わなくて5分早くした次第。で、娘には嘲笑われたり、疎ましがられるのですが、休みの日も習慣で4時55分に起きるのです。

それが今朝は8時過ぎまで惰眠を貪ってしまいました。なんか、まだ寝足りない気分。ま、そんな日もあるよね。今日は小雨がぱらついてアクティブな気分になれないし。さて、ここから一日のアクティビテーを巻き返していきますよ♪

と・こ・ろ・で、おい娘よ。いつまで寝てるねん!!

スターよあなたは強かった

30年前だとしたら、違っただろうなと思いました。

恐らく、「さすがジュリー」とまで言われて良い意味で話題になったかも。あの頃、スターと一般人はそれくらい差があり、スターはまさしく偉かったのです。

いろいろな意見があると思うのですが、今回のジュリーのドタキャン事件について僕は全面的に企画会社の対応がまずかったと思います。

9000人の集客ができるならやるとジュリー側は条件を出しているのですから、7000人しか集められなかった時点で素直に詫びを入れて企画を取り下げるべきだったと思うのです。

それを、ジュリーの事務所にはいっさい断りなく、客席を潰して体裁を整え、当日なし崩しに開催に持ち込もうとしたというのは不誠実を通り越して悪意を感じます。

まさか、客がこれだけ集まっているのに約束が違うからやらないとは言わんだろう──企画側はそう読んだのでしょう。けれど、ジュリーは意地を通してつっぱねた。まさに「契約上の問題によるドタキャン」で、ジュリー側を非難するのはおかしいと僕は思うのです。

ネットでは「変なプライドでドタキャンするのはおかしい」とか「客が可愛そうだろ」という意見を目にします。けれど、それは大きなお世話。いちいち言われなくても、数十年この世界で生きてきたジュリーにそれがわからないはずがない。それでも通すべき意地だったということです。

30年前、スターは文字通りスターで、雲の上の存在でした。全身全霊をかけてその身を音楽に捧げる代わりに赦されるワガママもあった。観客はその気迫に畏怖を感じ、敬意を持って彼らを見上げた。

今の時代、観客自身は何も変わっていないし変わろうともしていないのにスターを自分たちと同じ目の高さに引きずり下ろすことにためらいを感じません。これはAKB48のような「会いに行ける」タイプのアイドルの登場の弊害。大きな勘違いだと思うのです。

そういったイマドキのアイドルとその生涯を音楽に捧げて来たスターとを同列で語るのはおかしいでしょう。このコンサートと無関係の大衆に叩かれたジュリーがその勢いにおののいて老人虐待と発言したのも無理からぬことだと僕は思います。

一連の出来事はジュリーというスターの意地の重さをなめてかかった企画側の不手際だと思います。時代がどう変わったとしても、信念を変えないアーティストがいるということを彼らは想像すらできなかったのでしょう。

光なき世界を行く

これもエンジニアという仕事に就いた性だと思うのですが、何年かにいっぺん特許を出願するノルマが回ってきます。こういうのって、思いつくから出願するのであってノルマが来たから考えるのって、なんか違う気もするのですけどね。

ま、言っててもしょうがないので考案中。今回は視覚障害者の方にフォーカスを当てたサービスをテーマにしています。

まずは視覚障害者の方が日頃どんなことに不自由を感じていてどうなれば便利とか快適と感じるかを勉強しています。で、勉強すればするほど自分の想像力の薄っぺらさを痛感するのです。

たとえば、駅構内でスマホを使ってトイレにガイドする仕組みはどうだろうと考えました。けど、全然それでは足りていないのです。僕は男なのでトイレと言うと入りさえすれば便器の前に立ってチャックを下ろせば用が足せると考えちゃったのですが視覚障害者の中にはもちろん女性もいます。その場合は100%個室。もちろん、男性も個室を使います。

便器の向き、鍵のかけ方、トイレットペーパーの位置、水洗の仕方、手洗いの位置。目が見えなければそういったものがなにもわからないということに恥ずかしながらネットのサイトを見て初めて気が付きました。

同じように例えば乗りたい電車のホームに誘導して適切な乗車口まで案内したとしてもまだ足りない。「来た電車に乗って良いかどうかの判断」がいるのです。間違って快速に乗っちゃったら目的駅を通過してしまうかもしれません。そういった仕組みも必要になるのです。

逆に想像力が足りなくてなめてたなと思ったのは、視覚障害者の方でスマホを使う方は案外多いということ。「どうやって使うの?」って思いますが、iosならVoice Over、androidならtalkbackという画面読み上げ機能があるのです。

アイコンに触れるとなんのアイコンか音声で教えてくれる。ダブルタップして起動したら画面上のテキストも読み上げてくれる。使ってみると結構快適。あ、これなら十分使えると感じました。

更にネットをさまよっていると視覚障害者の方のブログを発見。って、えええ! すらすら読める。誤字脱字がまるでない。健常者以上に達者な書きっぷりにびっくり。これどうやって書いてるのだろうって思いました。

そのブログによると仙台に新しい地下鉄の路線ができたから今日は5時間ほどかけて駅構内のマップを頭の中に作りに行って来たですって。僕は彼らはもっと弱者で健常者に比べてずっと不自由な生活をしていると思っていました。けど、彼らは想像以上にずっと逞しく、また最新技術は思った以上に彼らに寄り添っているみたいです。

うーん、「いや、そういうのもうありますから」って弁理士さんに言われて凹む自分が目に浮かぶぞ。

記憶の鍵

人は一日に数億のことを記憶するのだそうです。「ええ、そんなに覚えてないよ」という人はちょっとシチュエーションを想像してみて下さい。

例えば、車を運転していて前の信号が青から黃に変わったとします。ブレーキをかけながら他の車線の状況を確認したりします。その際、フェンダーに目がいって一瞬信号から目が逸れても今、信号は黄色だと覚えていますよね。ま、そういうことです。

で、人はまた覚えたことを片っ端から忘れていきます。交差点を通過したらさっきの信号の色は忘却の彼方。家に帰ってまで、「あの交差点の信号は黄色になっていたよなぁ」なんて思い出にふける人はいません。

けど、「忘れた」という事象は実は「思い出せない」だけで記憶の鍵とでもいうべきものを使えばちゃんと取り出せるらしい。ただ、知り合いのドクターに言わせるとこの記憶の鍵というのは内鍵らしいのですよね。

つまり、記憶がしまわれている脳内の場所を鍵がかかった箱に喩えると鍵は内側についていてそちら側からしか開かないらしい。いくら外側から「思い出せ、思い出せ」と念じてもどうにもならないらしいのですよね。

もうちょっとで思い出せそうなのに、あれなんだったっけ。っていうもどかしい経験は誰にでもあります。案外に思い出そうとするのを諦めたとたんぽんと思い出したりして余計に歯がゆいのですが。あれは、どうやら何かのはずみで内側から記憶の鍵が開いたとでもいう現象らしい。

朝から、PCのマウスが行方不明。昨夜、寝落ちしたのでどこにやったのかまるで覚えていない。けど、ちゃんとPCがシャットダウンできているということは寝る直前、マウスがそこにあったことは間違いない。このシチュエーションでどうやったらマウスがなくなるねんと思いつつ記憶と格闘しています。

只今は予備のマウスでこのブログを書いています。そのうち、ぽんっと記憶の鍵が開くことを期待しつつ。

リトライ

8月の末には上がっている予定だった料理指南書がまだできていません。書けば書くほど構成がカオスになって、いったい自分が何を書きたかったのかわからなくなってきちゃった。

で、週の頭からpowerpoint君を使って台割を制作。ようやく全体が俯瞰できるようになったかな。

長編を書く場合、盲者が象を評するようになるのは常なのですがここまでひどいのは珍しいかな。

とまれ、今日は改めて原稿と向かい合います。

ショットバーの夜

過日、関西の飲み仲間と川崎で鯨飲。2軒目に連れて行ってもらったショットバーが良い感じだったのです。落ち着いていて静か。俗に「隠れ家的」と呼ばれそうな雰囲気の店でした。

先日、長女は居酒屋デビューを果たしたばかりですが今度はショットバーデビューを果たそうという話になって昨夜、かの店を再訪しました。

今まで娘がお友達と行ったことがあるのは客層が若いガヤガヤと賑やかな店ばかり。あまりの違いに戸惑っている様子でしたが生まれて初めての本物のカクテルはお気に召した様子でした。更にお値段を聞いてドン引きしていましたが

ただね、こういうお店で出される酒を材料の原価で考えてはいけないと思うのです。それって、作家に「その原稿用紙、100枚綴で千円くらいですよね」と言っているようなものですよ。

店主は仕入れた酒を最良の状態で維持管理するために店の温度、湿度を24時間管理しています。細心の注意と集中力で最高のカクテルを作り上げるのは素人には無理。店主がバーテンダーとして何十年も修行を積んだ経験あってのことなのです。

ピカソのエピソードにこんなのがあります。

ある時、彼が道を歩いていると1人の女性が寄ってきて「あなたのファンなんです。この紙に何か絵を描いてもらえませんか」と頼みました。

ピカソはサラサラっと30秒ほどで絵を描いて「この絵の値段は100万ドルです」と言ったとか。女性はちょっと非難がましい目つきになって「だって、あなたはその絵を描くのに30秒くらいしかかけてないじゃないですか」と言いました。するとピカソはこう答えたそうです。

「いえ、30年と30秒かかっています」

それはそうですよね。絵描きになろうと思い立った瞬間にいきなり名画が描けるわけじゃありません。何年も何十年も絵ばかり描いて研鑽してようやく人に認められるようになるのです。

長女は「自分は味音痴だ」と、ちょくちょく申します。それに対して僕は「君は味音痴なんかじゃないよ。ちゃんと美味しいものとそうでないものの区別をつけることができている。君は単に味の経験値が少ないだけだ」と答えています。

確かにプロの手による料理は時に高額です。けれど、舌の上で経験したその美味の思い出はこの先何十年も生涯の宝に必ずなります。それを考えたら惜しむほどの値段ではないと僕は思います。

台風一過

今夜、長女はショットバーデビューの予定。なんか酒ばっかり呑んでるなぁ。

台風25号は下馬評ほどのこともなく、どこかに行ってしまいました。またひどい災害が襲ってくるかと思っていたので良かった良かった。3連休の中日は良い天気です。

良い天気ではあるのですが……。暑すぎだろ。8月かよと言いたくなる。けど、予報では今日がピークで明日からは秋らしい気候になるらしい。ここ数年特に春や秋が感じられず。寒さが過ぎたと思ったら急に過激に暑くなり、暑さが去ったと思えば寒くなっているを繰り返していたので結構なことです。

日々、思い煩うこともあるけれど、天気が良いだけで気持ちが上向きになるのは本能なのかな。とまれ台風一過、休日の一日を楽しんでいきましょう。

居酒屋デビュー

昨夜、長女が居酒屋デビューを果たしました。

1月に二十歳になってから今までも、お友達とチェーン店の居酒屋などにはいったことがあるらしいのですが、僕に言わせるとファストフード的な料理とサーバから注がれる酒しか出さないような店は大学祭の模擬店となんら変わらなくて「店」とは言えません(暴言)。

せっかく大人になったのだからきちんとした「店」に連れていくのも親の務めかなと思った次第。ということでカウンターに10人も座れば満席になる行きつけにGO! ここの店は日本酒の品揃えがキリッとしていて(しかも行く度に違うものが置いてある)、何より料理が丁寧に拵えているのが特長。

ご主人に「日本酒初めてなんだけどお薦めで」とお願いしたところ、岩手は三陸海岸の町にある蔵の「AKABU-赤武」を出してくださいました。一口味見をさせてもらったけどフルーティーで飲みやすい。娘も気に入ったみたいであっというまに一杯目を乾しました。

「このまま飲んでいたいけど度数が高くてすぐ酔いそう」ということでそこからは梅酒やレモンサワーにチェンジ。結局何杯飲んだんだろう?? その間に父ちゃんは4本ばかり地酒めぐり。一杯8勺の加減だと思うので3合2勺呑んだことになるのかな。

料理は付け出しが「南京の煮物」と「鶏と豆腐の炊合せ」の2品。1品目のオーダーが「鶏団子」と「鶏のから揚げの餡かけ」。似た料理だったのですが鶏団子の方は酢豚のような甘めの餡が使われ、唐揚げの餡はキリッとした辛口というところ芸が細かないなぁ。

2品目は「和風クリームチーズ」(白ネギと醤油をまぶしているだけなのに旨いのだ)と「銀鮭」。どれも抜かりのない拵えで堪能しました。

お隣のご夫婦と娘は話がはずんで居酒屋の雰囲気がどんなものかは十分理解できたみたい。店を出てから、娘は「今度は1人できても良い?」と聞いてきましたが、それは「店」にとってなによりの褒め言葉でしょうね。

帰りがけに締めのラーメンでシェル系ラーメン(はまぐりで出汁を挽いているのだ)の名店「ふくろう」に立ち寄りました。父ちゃんは塩で娘は醤油。ここの醤油は頼んだことがなかったので味見をさせてもらいましたが結構イケる。いつも塩一択だったけど今度はこれにしてみるかな。

細い雨が降る中、相合い傘で帰宅(って、家から出てきてるんだから2本持って来いよ)。2人ともほろ酔い気分で床に就けたのでなかなか良い居酒屋デビューが果たせたのじゃないかな。
プロフィール

choal29

Author:choal29
食べることが大好きで料理をすることも大好きなシステムエンジニアです。 料理は年々マニアックになってきていて、近頃はamazonからレシピ本など出しております。
詳しくはhttps://www.amazon.co.jp/ref=nav_logo で「五島 悠介」を検索してね。

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