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雲ってなんですか?

「雲みたいな人?」、「はい、そう言ってました」
2018年冬アニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」の1シーンです。南極観測隊の女性隊長に憧れる男性隊員──敏夫くんに、彼女を昔から知るヒロインの女子高生が昔そう言えば母は彼女のことをそう言っていたと語る場面。みんなが「どういうこと」とわやわや言っていると、敏夫くんが
「雲って言っても、上層雲と中層雲と下層雲で違うし」と言い出すのです。まわりからは「うわっ、つまんねぇ」と大ブーイング。その時、日本中の視聴者も、お前ぜったい恋愛に向いてないぞと思ったことでしょう

かつて、植物学者の牧野富太郎博士がある詩を読んで激怒したことがあるとか。詩には「名もなき花の云々」と書かれていたそうなのですが、「名もなき花などあってたまるか。そんなものがあれば新種の植物として世界的な発見になる。名も知らぬ花と書け」と言いたかったらしい。
詩や文学の世界にはね擬人法という表現方法があって無機物などを人に喩えることがあるのです。で、ここでいう「名」とは「氏素性」(植物で言えば学名)のことではなく「身を立て名を挙げ」の「名」に近い意味で広く世間に名を知られることなくひっそりと巷に暮らす人々のことを言ったのですよと野暮な解説をしてあげたくなります。ほんと野暮ですけど。
俗に理系脳と申しますが、理系に限らずあるジャンルに傾注しているいわゆるヲタクと言われる人って時にその他大勢の人と違った感性で物を観ることがありますよね。上の例でも詩にかかれていたのが、名もなき鳥だったり、名もなき魚だったら博士はそれほど怒らなかったのかもしれません。どちらが良い、悪いということではなく、そういう観方もあるんだなと面白がれば良いと僕は思っているのですが、こと恋愛のシーンではヲタク君の発想はジャマ以外の何物にもならないと思うのです。
かつて、和田アキ子が司会するバラエティーに出演したモテナイ君(彼女いない歴=年齢みたいな)に、初デートにこぎつけたらどんな話をするって振ったら「僕はこの町をより良くするために町議会議員に立候補して」云々と語りだして周りからドン引きされる場面がありました。君が何を目指しているかは知らんが少なくとも初デートでその演説を聞きたい女子はいないぞ。
敏夫くん然り、牧野博士然り、モテナイ君然り、共通するのは相手が求めているものが何かがまるでわかっていないこと。ここまでいくと笑い話ですが、多かれ少なかれ誰もが日常やらかしてしまっていることなのかも知れません。少し肝に銘じたほうが良いかもと思いつつ、できれば大笑いされるくらい突き抜けられたら美味しいかもと関西人魂が疼く自分がいたりします
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