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誤字・脱字撲滅委員会

職場のとあるプロジェクトで作成される文書に誤字脱字が大量に発見されてお客様からお叱りを受けたらしい。ま、なんとか収まって納品も済んだらしいのですが、今後ともついて回る話だし対策を考えんとあかんなぁということで、なぜか「お前が誤字脱字撲滅のレポート」を書けと白羽の矢が背中に刺さりました。
んで、今週の後半はコラムや文献と首っ引き誤字・脱字の分類から初めて作り込まれるメカニズム、効率的な潰し方まで勉強したのでメモしておきます。
まず、誤字・脱字など日本語表現の誤りは3種類に分類されるもの。1つ目は語彙に起因するもの。いわゆる誤字・脱字になります。2つ目は語法に起因するもの。例えば、「会議が煮詰まってなかなか結論が出なかった」というのは誤りで「「会議が行き詰まってなかなか結論が出なかった」が正しい。煮詰まるというのは議論をし尽くしてゴールが見えてきた状態。もうすぐ、結論が出るねという時に使います。3つ目は文書作法に起因するもの。…や―は二文字続けて……――と書くとか、!や?など特殊記号の後は一文字空けるというルールが守られていないもの。
ぶっちゃけ、2つ目と3つ目は知ってなければどれだけ目を皿のようにして見ても誤りに気づきません。けど、1つ目は手の打ちようがあります。誤字が作り込まれる原因は2種類あって一つは変換ミス、もう一つは語彙に対する知識不足(不足の事態×、不測の事態○みたいな)なのですが、前者は漢字だけ追えば結構見つかる。脱字が作り込まれる原因はほぼ100%パンチミスなのでこれも注意深く目で追えば見つかります。
で、効率的な文章校正法。まず、心構えとして「文章を読まないこと」。それをやるとむちゃくちゃ時間がかかります。目で追うのはあくまで単語であり、文字と心得よ。
で、用意するのは印刷した文書(かならず印刷すること)と赤ペン(黒以外なら何色でもOK)。
やることは4つです。
漢字に焦点を当てて(漢字だけを目で追って)その字が間違っていないことをチェックする(その際、目は単語(熟語)で捉えるのではなく一文字ずつバラして読むこと)。で、あっていればペンでハネを入れる。ページの最後まで来たら漏れがないか再確認。(誤字のチェック)
同じ要領で漢字の直後のかなに焦点を当ててチェック(送り仮名のチェック)
「、」や「。」の直前に焦点を当ててチェック(てにをはのチェック)
数字に焦点を当ててチェック(特に桁数や0の数)
パンチミスや脱字は見つかったらラッキーくらいにしておいて後はツールを使って潰す。というものです。パンチミスや脱字だけ投げやりなのではと思われるかも知れませんがこのへんが人力チェックの限界なのです。ちょっと、次の一文を読んでみて下さい。
こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
よく読めばおかしいって気づきますが、パッと見は正しく読めちゃいますよね。人間の脳は文章を読むとき文字ではなく単語の単位で把握していて、単語の最初と最後の文字が合っているとそれ以外の部分が間違っていても補正して正しく読んじゃうんだそうです。これを「タイポグリセミア現象」と言います。それだけ脳が高性能だということなのですが、こと校正に関してはこの能力がジャマをします。なので、そんな補正機能を持たず機械的に文字を追ってくれるツールが必要になるのです。
さてさて、せっかくお勉強したんだしいっちょ日常生活で実践してみようかな。
あ、最後に一つ。校正(日本語の誤りを正す)と推敲(より表現に文章を磨く)は全く別物です。なので、同時にやってはいけません。あくまでも校正をやる時は校正に集中しましょう。
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