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いつのDNA?

父は立つと後ろ手を組むクセがありました。自覚はないのですが、僕も立って歩けるようになるとやはり後ろ手を組んでいたらしく家族は「誰が教えたわけでもないのに」と笑っていました。そんなささいなクセまでDNAに刻み込んで子に伝える──遺伝という仕組みはかなりマメなようです。
そういった無自覚な動作のようなクセは三つ子の魂百までと言われる通り生涯を通して変わらないものなのかもしれません。少なくとも僕は今でも気がつくと後ろ手を組んでいることがあります。そして笑えることに二人の娘たちも同じクセを持っています。けど、人の考え方やそれに基づく行動様式はどうでしょう? 子供の頃の僕と今の僕では考え方はずいぶん変わりました。つまらない見栄や意地を張らなくなりましたし、できないことはごまかさずできないと公言するようになりました。その方が後々いらぬ取り繕いをしないで済むことを学習したからです。でも、それができるようになったのって三十を過ぎてからじゃないかな。僕は32歳で結婚しました。長女が生まれたのはあと2ヶ月で34歳になる1998年の1月。次女が生まれたのはその3年後です。それから彼女たちの成長を見てきたわけですが、意外に外聞を気にしない。つまらない見栄や意地を張らない。そう30を過ぎてようやく僕が身につけた気質を最初から持っているのです。
DNAというのは生まれる時に親から引き継いでそこに刻まれた情報は生涯変わらないものだと思っていました。けど、もしかしたら成長していろいろな人に出会って性格や行動様式が変わればDNAも書き換えられるものなのかもしれないと最近思うようになりました。そして次の世代に引き継がれるのは親が生まれ落ちたときのDNAではなく、その子が生まれた時点での「書き換えられた(=成長した)」親のDNA情報なのではないでしょうか? この考え方はダーウィンが唱えた進化論に照らすと実に理にかなっています。次世代に引き継がれるDNA情報が前世代の生まれた時点のものであったならば何世代経とうがずっと同じままです。これでは生物としての人は進化することはありません。けれど生まれてから30年の時を経て書き換えられ続けたDNA情報を子が引き継ぐのだとすればその子供は生まれた時から親より30年分進化しています。その子供がまた30年成長して次の子供を生む時には更に30年進化した子供が生まれます。これを繰り返すことで初めてDNAのバトンリレーは意義のあるものとなり人は進化し続けることができるような気がします。
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